森の入り口で、赤ずきんは狼と出会った

リチャード・バック『イリュージョン』

『かもめのジョナサン』で有名なリチャード・バックの小説に、『イリュージョン』という、二人の飛行機乗りが主人公の話があります。

この中で、語り手である一人の主人公が、救世主を兼任するもう一人の主人公に出会うシーンは秀逸です。

僕は自然に手を上げてしまった。なぜだかわからない。

10ヤード離れたまま声をかけた。
「やあ、君がなぜか寂しそうに見えたんだよ」

すると、彼は柔らかい声で答えた。
「君だってそう言えばそう見えるぜ」

「じゃまかな? じゃまなら消えるけど」

彼は、少し笑って言った。
「いや、待っていたのさ、君をね」

それを聞いて僕も微笑みを返した。
「そうかい、遅くなってごめんよ」

出典: イリュージョン (集英社文庫)リチャード・バック/村上龍 訳

この出会いは、赤ずきんと狼の出会いに応用できる!

森の入り口で、赤ずきんは狼と出会った

おばあさんのお見舞いにいく赤ずきんが、森の入り口で狼と出会うシーンです。

狼は自然に手を上げてしまった。
なぜだかわからない。

10ヤード離れたまま声をかけた。

「やあ、君がなぜか寂しそうに見えたんだよ」

すると、赤ずきんは柔らかい声で答えた。
「あなただってそう言えばそう見えますよ」

「じゃまかな? じゃまなら消えるけど」

赤ずきんは、少し笑って言った。
「いや、待っていたの、あなたをね」

そう言うと、赤ずきんは手提げからマグナムを取り出して狼を撃った。
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